大学院自習室

筆者が学生時代に作成した記事の置き場です。

「編曲」の意義(編曲とは何か?) ―東京高判平成14年9月6日(記念樹事件)を素材として

最近では、DTMや歌声調整ソフトの発達に伴い、自分で楽曲を制作するなど音楽の楽しみ方が増えてきました。なかには、作った曲をYouTube等の動画サイトにアップして楽しむという方もいるかと思います。 ところで、自分が発表した曲が他者の著作権を侵害してい…

【勉強法】音声ソフトを利用した理論暗記の勉強法の紹介

【記事の要旨】 税理士試験における理論暗記は,とにかく繰り返しが重要となります。そこで,各予備校の出版している法規集を読み上げ用音声合成ソフトを使用して音声にし,それをずっと流しておくという勉強法が有効なのではないかと考えました。ここでは,…

Pythonを利用して上場会社における役員報酬の額を予測するモデルを作成してみた

この記事は,Pythonを使って,会社の役員報酬を予測するモデルを作成しようと試みたものです。 筆者は,大学院で税法を専攻していました。そのため,法学を勉強していた人間がプログラミングをかじりだすとどうなるのか?という点も,この記事の見どころの一…

子どもに「悪魔」という名前をつけることは許されるか? 『悪魔ちゃん事件』ーー東京家庭裁判所八王子支部平成6年1月31日審判

生まれてきた子供に名前をつけるのは,親の役目といえるでしょう。最近では,珍しい名前を付けるケースも度々見られます。では,自分の子供に,いかにも問題がありそうな名前をつけることは許されるのでしょうか。今回は,そのことが問題となった事件につい…

2022年度大学入試共通テスト「簿記・会計」に挑戦しました

この記事は、大学院生の筆者が共通テスト「簿記・会計」の問題を解いたら何点取れるのか試してみた結果について書いたものです。その後、問題の内容、問題を解いた感想についても付け加えております。 <目次> 1 結果 2 出題内容 3 感想 0 はじめに(補…

『会計の世界史』と『帳簿の世界史』は何が違うの?両者の特徴を比較して解説

この記事では,題名の似ている2冊『会計の世界史』と『帳簿の世界史』の内容の共通点・相違点について比較して述べています。「どちらも興味があるけれど,1冊しか読む時間がない!」という方は,この記事で本を選ぶ参考にしていただけると幸いです。 本稿の…

【書評】会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語 著者:田中靖浩

本書は,簿記・会計の誕生・発展について,世界で起こった史実を絡めながら説明した一冊です。 私も,かねてより本書を読みたいと思っており,ちょうどいい機会があったのでこのタイミングで読むことができました。読了したので,私の感想をお伝えさせていた…

『租税判例百選[第7版]』における納税者勝訴率に関する調査

この記事は,別冊ジュリスト『租税判例百選[第7版]』に掲載されている判例について,その裁判結果を納税者勝訴率に着目して調査したものである。単に勝訴率の集計を行ったほか,裁判所別・争点別の勝訴率も集計した。 本稿の構成は次の通りである。 <目次…

判例報告資料の書き方(租税法)

この記事は,法学部のゼミ・演習等で行われる判例報告資料の作り方を,ポイントとともにお伝えするものです。 これから判例報告を初めてされるという方のお役に立てば幸いです。 なお,この記事は,租税法の判例を前提としています。ほかの法律である場合や…

【書評】スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学 著者:吉本佳生

この本は,タイトルで「スタバではグランデを買え!」と,購入すべきドリンクのサイズを命令文で指示してくるという,インパクトのあるタイトルです。 しかし,本の内容については,サブタイトルにもあるように,経済学に関するもので,特段変なことが書いて…

統計検定2級合格のための使用教材について

この記事は,統計検定2級に合格した筆者がその勉強方法をまとめたものです。 統計検定2級の学習をこれからされるという方は,よかったら参考にしてください。 なお,この記事は,筆者が合格までに使用した教材について中心に説明してあります。具体的な勉強…